城RUN! 其の七 険峻! 龍ヶ城跡

トレイルランニング
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皆さんどーもこんにちは。たけのこの里派の宮本です。

さてさて、今回の城ランは龍宮城! 乙姫様に逢えるかな♫

ん?間違えた! 今回は龍ヶ城! 山奥のちょっとマイナーな、いや、硬派な山城跡。

室町時代にこの辺りの豪族の居城が山頂にあって、前回の城RUNでご紹介した『黒井城』の赤井悪右衛門に敗れたそうな。

ヒマラヤ福知山店から車で30分くらいで登り口まで到着。意外と近いのね。

えっ?傾斜45度を超える?

登り口前にはしっかりした案内板が。斜度45度超えの記載にやや不安を感じつつ進みます。

駐車場料は無料ですが、代わりにお賽銭を。そして地蔵さんに『登らせて頂きます』のご挨拶。謙虚な心を忘れてはいけません。

まずは比較的平坦なトレイル。でもガレ場で足場が悪い。足を挫かないよう慎重に進みます。

倒木もそのまま。あまり人が入ってる様子が無い。というか、人の気配が全くしない。

そして遠くの方、多分別の山から「パーン、、パーン」って銃声が聞こえる。熊、猪、鹿、出会いません様に。。乙姫には出逢います様に。。

えっ?道どこ?

少し進むと、目の前に急坂が。。

どこを進むのが正解なの?よく分からんが、とりあえず、ジグザグに上を目指します。

普通、道あるやん。。いや、それらしき形跡はあるものの、はっきり分からない。それくらい人が入ってないんでしょう。。

延々続く急勾配を、手も使いながら這い上がってると、だんだん風が強くなってきた。滑り落ちたら止まらんかも。。ハラハラしながら登ります。

この状態、城ランって言えるのか?

中腹の地蔵さん

なんとか迷わず中腹の地蔵さんまで来れた。「前、通ります。失礼します。」

地蔵さんの前を過ぎたら待望の尾根ゾーン!(両サイドは急坂、滑落注意!)やっと走り出せましたが、今度は冷たい強風と、なんと雪が。。

寒い!もう、春ちゃうんか?

龍ヶ城ナメてました。すみません。

でも、強風と雪はすぐに収まりました。登る前に地蔵さんに挨拶したからやな。挨拶大事やな。

更に奥へ。急な登りになると、相変わらず道が分かりにくくなる。

迷わない為には、道標のピンクの布が頼り。

ってか、どんだけ急坂続くねん。こんなとこにどうやって築城したんや。

ゼェゼェ言いながら這い上がっていくと、その先に、

Summit!頂上着いた!でも、何も無い。。期待してた石垣の跡とか、乙姫様とか、無いのね。

でも、確かにここは龍ヶ城の主郭跡らしいです。

ひたすら急勾配を登って来たけど、トレランっぽく走れなかったので、ちょっと不完全燃焼。

『このまま引き返すのも物足りないな』とリトル宮本も言ってる。

地図見ると、山の反対側の方に緩やかな尾根が続いているようなので、このまま山頂を突き抜けて進んでみる事にしました。

案の定、反対側は走りやすくて楽しめました。トレラン最高!

と、調子に乗ってたら、、うわぁ!

木の生え方で斜度を察して頂けるかと。。

でっかい岩があったんで、興味本位で覗いたら、滑り落ちました。。。恐るべし龍ヶ城。。

滑り落ちた岩の下でしばらく休憩しながら思う。

・・・・。静かだ。

3密とは無縁だな。半径2mどころか半径2,000m以内に自分以外の人間はおらんやろな。

でも、こんな時期に、遭難でもして、人に迷惑かけてたらそれこそシャレにならんな。

落ちた所でいろいろ考えて、這い上がって、

さっ、山遊びはそろそろ切り上げよう。来た道を引き返します。

次からは、3密避けるだけじゃ無くて、遭難リスクの低い山城を攻めよう。

来た時は気付かなかったけど、登り口のお寺に有難い言葉が。うしろからね。響きました。

では!

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