ピエリ守山店:兼松です。
今回の山旅は、穂高連峰の主峰『奥穂高岳』と秋の定番『涸沢カール』に行ってきました。

上高地バスセンターから横尾を経由して涸沢で1泊、翌日に奥穂高岳に上がりピストンで上高地へと戻るルートで設定しました。距離は35Km程です。
涸沢カール
涸沢カールは北アルプス穂高岳の長野県側中腹・標高2,300m に位置し北・奥穂高岳の登山起点となる場所ですが秋は一面が紅葉で色付く絶景の名所でもあります。上高地から涸沢までは危険箇所は少なく秋には多くの登山者が訪れています。
奥穂高岳
岐阜県と長野県にまたがる穂高連峰の主峰が奥穂高岳です。標高は3,190mで北アルプスで最も高く、日本第3位の標高です。奥穂高岳へ安全に登れるルートは無く、今回の涸沢からザイテングラード、奥穂高岳山頂へも岩場の急登が続きます。
DAY 1
上高地出発時点で小雨がパラつく天気でしたが、翌日の天気予報は晴れ。雨が降ると空気中の汚れが取り除かれるため雨上がりには景色が綺麗に見えます。ちょっと得した気分。

上高地から涸沢までのコースタイムはおよそ6時間、道も歩きやすくのんびり、まったりと標高を上げていきます。

上高地出発から5時間で涸沢小屋に到着。予定より早く着いたおかげでゆっくりとした時間を過ごせました。



DAY 2
午前4時奥穂高岳に向かって出発します。山頂直下にある穂高岳山荘あたりでご来光を見る予定です。そのため、ザイテングラードの危険箇所はヘッドライトの灯のみで通過します。




穂高岳山荘から山頂まではハシゴ、クサリ場があり、崩れやすい岩場の急登が連続します。この時の気温は氷点下まで下がり久しぶりの空気の冷たさと非日常的な空間でテンションが上がります。






奥穂高岳から下山を開始して涸沢に戻る頃にようやく晴れ間が出てきました。帰りながらのんびりと紅葉を楽しみます。




無事に下山しました。今年の紅葉もとてもきれいでしたが、涸沢の紅葉には『10年に1度の当たり年』と呼ばれるものがあります。前回は2012年だったそうです。色々な気象条件によって色付きを変える紅葉は何度見ても飽きないものです。僕はきっと来年も涸沢に来ると思います。そろそろ当たりそう。
では、皆さんもよい山旅を。
