ピエリ守山店:兼松です。
北アルプス南部のとある山に登る予定で前日に長野県にいましたが、当日の午前4時に天気予報を見ると昼から雨予報に。
前日までの予報では雨は降らないと言っていたのですが・・・
予定していた山は活動時間9時間越えに加えて雪渓の直登があり、少し危険のため急遽予定を変更することに。
日本海側が雨が強くなるとの予報でしたので、行き先を八ヶ岳へと変更しました。
八ヶ岳
八ヶ岳は、諏訪湖の東方にあって長野県から山梨県へと南北に連なる火山で、日本百名山の一つです。
南北に長い八ヶ岳は夏沢峠を境界として北八ヶ岳と南八ヶ岳に分けられますが、今回は南八ヶ岳エリアを訪れました。南八ヶ岳は比較的なだらかな北八ヶ岳とは違い、侵食により形成された切り立つ峰が連なる荒々しさが特徴のエリアです。
今回は長野県側美濃戸口から南沢登山道を使い、行者小屋へ向かいます。そこから急登の地蔵尾根を登り、まずは地蔵の頭を目指します。
ツクモグサを求めて
地蔵の頭から北側の横岳方面へ向かいます。今回の楽しみの一つ『ツクモグサ』を探しに行きます。絶滅危惧種のツクモグサは本州には白馬岳と横岳周辺の2ヶ所でしか自生しておらず、北海道を合わせても、僅か数百個体だけの貴重な植物です。
八ヶ岳最高峰 赤岳山頂を経由して文三郎尾根へ
ツクモグサ群生地を後にして歩いて来た稜線を南側へと戻ります。再び地蔵の頭を通過したその先に八ヶ岳最高峰の赤岳が見えてきます。
周辺には山名の由来となる赤褐色の山肌が目立ち始めます。山頂からは北アルプスや富士山が見られるのですが、今回はガスで何も見えませんでしたのでサクッと通過して、歩いてみたかった稜線『文三郎尾根』へと進みます。
無事に麓まで降りて来ました。雨も降らなさそうでしたのでのんびりと森の中を楽しみながら帰ります。
八ヶ岳には「富士山と背比べをして勝利したものの、富士山に蹴り飛ばされて八つの峰になった」と言った様な神話がたくさんあります。昔は富士山より高い山だったのかもしれません。そんな八ヶ岳からのレポートは以上でーす。
次のブログは北アルプスのどこかから、テント泊の様子をお届け予定です。
では、皆さんもよい山旅を〜。