春日井店の山田です。
少し長くなりますが、お時間宜しければお付き合いください。
8月の話になりますが、人生初のテント泊登山にチャレンジしてきました。
初めてのテント泊の場に選んだのは、北アルプスの唐松岳。
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標高2,696mで山の緑と山小屋の赤のコントラストが美しく、山頂への稜線がとても印象的な山です。
テント場からの眺めがいい点、山頂まで危険箇所もなく比較的登りやすい点からこの山を選択しました。
事前準備
日帰りの登山と違って、衣食住すべてをザックにつめていく必要があります。
単独行で山の上で一夜を過ごすので、持ち物に不備があると命取りになります。
ということで、持ち物を事前にチェックしパッキングしていきます。
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一通り準備してみたわけですが、
(・・・いや、多くないか?汗)
自分で用意しておいて、全部入るか不安になりました。
ざっくりと、テント、寝具、雨具、着替え、調理関連、水食料、その他で14キロほどです。
50ℓザックに丁寧にパッキングしたところ、案外余裕がありました。
やってみて思ったのは、初めての場合は多少重くなっても迷ったら持っていくほうがいいです。(自論です)
山の上でやっぱりあったらよかったと思いたくないですよね。
実際に行ってみると、これはあったほうがいいとか、これはいらなかったなどが分かるので、これを繰り返して自分なりの登山装備になるんだと思います。
また、帰りは丁寧にパッキングすることが難しいので大抵容量が増えます。
行きは少し余裕を持ってパッキングしておくことをオススメします。
試練の1日目
前日に八方尾根の黒菱駐車場へ行き、車中泊して翌日の朝8:00から登山を開始します。
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黒菱駐車場からはリフトを2本乗り継いで八方池山荘まで行くことができます。
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観光の方も多い
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雲で白馬三山は見えず…
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唐松岳は地質の影響で、途中から高い木が現れます。
森林限界の逆転現象ですね。
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眺望があったのはここまでで、この先天候が悪化します。
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ガスで当たりは真っ白になり、時折体が持っていかれそうな風が吹きつけます。
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この後は一晩中風雨に見舞われ、ガイロープの補強をしたりでほとんど眠れず、試練の1日目となりました。
至高の2日目
嵐が過ぎ去った2日目、外が静かになったのでテントのファスナーを開けてみると…
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言葉を失いましたね。
昨日の嵐が嘘のように、無音の凛とした空気と、見渡す限りの雲海があたりを包んでいました。
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月が明るかったので、星はあまり見えませんでしたが、気温7度の中、夢中でシャッターを切っていました。
その後、日の出を見るために山頂へ向かいました。
その途中…
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なんと雷鳥に出会えました!
何度も山に登っていますが、初めて会えたので感動しました。
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この景色を見ながらのコーヒーは格別
朝食を終えてテントを撤収し、唐松岳に別れを告げて下山を開始します。
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この上ない晴天の中、昨日は見られなかった景色を存分に楽しみながら下山していきます。
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登山を終えて
初めてのテント泊は、夕日も見れず日の出も見れずで、テント泊の醍醐味のほとんどが経験できませんでした。
夜は1人で雨風に耐えて、自然の怖さも思い知らされました。
それでも、唐松岳の美しい稜線が見えたときは、来てよかったなと思えました。
初めてのテント泊は、山の怖さも素晴らしさも、たくさんのことを凝縮した2日間でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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