赤い屋根が目印 小河内岳という山

トレッキング
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ピエリ守山店の兼松は稜線が歩きたい。

YES?or NO?

もちろん『YES』です。という事で、今回は素敵な稜線を求めて南アルプス中央部を歩いてきました。

本日の折り返し地点から 小河内岳避難小屋と冠雪の富士山

小河内岳 おごうちだけ

南アルプスのちょうど中心部エリアの塩見岳と荒川岳との間にあり、三伏峠の南東に位置する標高2,802mの山です。赤石山脈の主稜線上では比較的里に近くアクセスしやすいのですが、このエリアでは3000m峰の塩見岳が有名で、ほとんどの登山者が塩見岳を目指していきます。

いくらか地味な小河内岳ですが、南アルプスを一望出来るほか、独特の構図で富士山が見られることから、『富士山は眺める派』の方々からは密かに人気があります。

南アルプスの登山スタートは深い森からが定番です。
苔と広葉樹のしっとりとした森
鳥倉登山口から三伏峠までの10分割標識
9/10の看板あたりのビューポイント 正面には仙丈ヶ岳
歩き始めて3時間 三伏峠まであと200歩です。
……200 (・・?)
いろいろな表記が入り乱れる渋めの看板

本日のルート

鳥倉登山口から三伏峠の分岐へ。そこから烏帽子岳、前河内岳、小河内岳を縦走します。往復のコースタイムはおよそ11時間45分だそうです。

南アルプスで人気の塩見岳へも三伏峠をベースにするコースが人気です。以前に塩見岳に登った際は三伏峠小屋にテント泊しましたが、とても楽しかったことが印象に残っています。本日は朝ごはん休憩で立ち寄りましたが、またテント泊で訪れたいと思いました。

稜線好きにもいろいろおりまして、北アルプスの様に激しいアップダウンとスリリングな岩陵帯を好む方、のんびりまったりと緩やかな稜線を歩きたい方など。個人的にはどちらも好きなのでですが、最近の気分はのんびりまったり。

北アルプスは槍・穂高連峰の約8㎞に8座が集中しているに対して、南アルプスは仙丈ヶ岳から聖岳の約30㎞に9座が広範囲に連り、非常に山深いことが印象的です。登山口までのアクセスが悪く、森林限界の標高が高く、しかも山と山が遠く離れているため敬遠されることもありますが、一度稜線に出てしまえば急峻な岩陵も少なく、巨大な山塊に360度囲まれながらのんびりまったりと稜線歩きが楽しめます。そして今回は南アルプスの稜線歩きを日帰りで楽しめるルートです。

森林限界を超えていきなりこの景色
三伏峠から1時間ほどで最初のピーク『烏帽子岳』
烏帽子岳という山は日本に50座以上あるらしい・・・
漆黒の鉄兜『塩見岳』標高3,052m
仙丈ヶ岳(左) 甲斐駒ヶ岳(右)
これから歩く稜線
富士山とハロ
ナナカマドと富士山
歩いてきた稜線と奥には中央アルプス、北アルプスの稜線
3つのピークを超えて小河内岳避難小屋へ到着
小河内岳山頂
荒川三山と赤石岳、聖岳
赤石山脈の北部の山々と八ヶ岳
いつかはあの稜線も歩いてみたい。

帰りは歩いてきた稜線を戻るピストン登山です。程よく疲れも溜まってきましたが、もう一度この稜線を歩いていたら元気になりました。

今日も楽しい登山でした。では皆さんもよい山遊びを。

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