ピエリ守山店:兼松です。
大天井岳縦走のあと、紅葉が見頃な比較的標高の低い山を数箇所登りながら秋を堪能していると、2,000mより高いところでは降雪したとのこと。じゃあそろそろ冬に切り替えってことで雪山へ。
当初は別の山に登る予定でしたが、なんやかんやあっての恵那山へ。
恵那山 えなさん
恵那山は長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる、木曽山脈、南アルプス最南端に位置する標高2,191mの山です。「日本百名山」に選出されているほか、「新・花の百名山」としても親しまれています。
山名の由来は、天照大神が降臨されたときの「胞衣(えな)」が納められたという言い伝えによりもので、古事記の中でも日本武尊が拝したのも恵那山に祀られた神であると言われており、厚い信仰の対象にもなっています。
本日のルート
恵那山山頂へのメジャールートは4本あります。今回はそのうちの一つで長野県側から入山する「広河原ルート」を選択しました。
広河原ルートは2001年の開通した比較的新しい登山道で、山頂までのコースタイムは登りで4時間ほどと短いため人気があります。恵那山は山頂を含め展望が開ける場所が非常に少ない山ですので、少し単調に感じますが久しぶりの雪山を楽しみたいと思います。
凍りついた板に乗るとビヨーーンってなります
この広河原登山道を紹介しているサイトなどによく出てくるゴージャスな丸太の橋は、何年か前に川が増水した際に跡形もなく流されていますので注意が必要です。現在は半壊した仮設の橋ですが、これが無いと水温3度の急流の川に足を突っ込んで渡ることになりますので、橋をかけてくださる方々に感謝しながら、そして落ちないように祈りながら渡ります。
途中の稜線から南アルプスが一望できます
途中の稜線で南アルプスが見えました。今シーズン登った山々を眺めながら少しまったりとします。
山頂は360度一切の隙間のない樹林帯。ただひたすらに木、木、木・・・
山頂付近は緩やかな地形なので積雪量も多く、膝上ぐらいまで埋まります。いつもは嫌いなラッセルも久しぶりの雪の感触で今日は無駄に歩き回り、喜んで庭駆け回る犬のようです。
風もなくモッサリとした雪
一本だけ立ち枯れた木が良い感じです
どうやら雪に埋もれているようですので、それっぽい木の下あたりを掘ってみます。ポチがいれば大判小判も見つかったんでしょうが、今回は最高点の看板だけ発見しました。
埋もれないように少し高いところに立てかけておきます
ビューポイントからは再び南アルプスが一望できました
帰りはピストンして広河原登山口まで下山します。なかなかの急勾配ですので帰りはアイゼンを装着して無事に下山しました。
半年ぶりぐらい踏む雪の感触でした。少し緩めで踏みごたえは少なかったですが充分に楽しめました。今年は雪の多い予報も出ていますので、今シーズンもじっくりと雪山を楽しみたいと思います。
では、皆さんも良い山旅を。
途中までログをスタートさせるのを忘れてた