ピエリ守山店:兼松です。
すっかり肌寒く感じる様になってきました。そんな中、北アルプスでは降雪の便りが。という事で、今回は冠雪した槍ヶ岳をお気に入りの場所から眺めるというピークは踏まない山旅です。

今回は上高地バスセンターから梓川沿いに横尾・槍沢へと続く、槍ヶ岳登山の定番ルートを歩きます。その途中で標高2,300m付近にある天狗原分岐からトラバース道に乗り、お気に入りのポイント『天狗池』を目指します。距離は往復で35Km程、1泊2日で設定しました。
天狗池
天狗池は北アルプスのシンボルの1つ槍ヶ岳の麓にある天狗原の標高2500m付近にある池です。そんな槍ヶ岳を池の水面に映し、『逆さ槍ヶ岳』の絶景が見られる事が出来ます。池は8月中旬頃まで雪に埋まっており、全容が現れるのは9月頃からです。
DAY 1
1日目は上高地バスセンターから宿泊地のババ平まで15Kmほど歩きます。ババ平までの標高差はおよそ600mで比較的まったりと登って行きます。


夜はお決まりの星空撮影です。気温も氷点下まで下がり星がくっきりと見えます。



DAY 2
2日目は天狗池に向けて5時から登り始めました。起きた時にはテント、地面が凍りつく程の気温でした。


想定よりも雪は多く、吹き溜まりで膝下ぐらいまでありました。登山道も見えずトレースもないため一部ラッセルして進みます。少し予定よりも時間かかりましたが無事に天狗池の撮影ポイントに到着しました。が、ここでも想定外の出来事が・・・
池、凍ってました。




無事に下山しました。
水の流れのある池なので凍るのはまだ少し先だと思っていましたが、すっかり冬を感じる気温になっていました。そのおかげで雪も柔らかくアイゼンが効かないため登りに少し苦戦。帰りに必要な時間を考えて池には15分ほどしか滞在出来ませんでしたが、価値ある15分でした。秋から冬へ切り替わりを歩きながら感じたり、冬の空が見えたりと山頂に行くだけが山旅では無いと思える楽しい時間でした。
ではみなさんもよい山旅を。
