キャンプ放浪記~ふもとっぱら キャンプ修行編①~

キャンプ
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朝もやのキャンプ場、、ただただ美しい

すっかりご無沙汰しております。ほぼ1年空いてしまいました、、
ブログはサボっても、月イチのキャンプはさぼらない稲沢店の高島です。

とっても久々の更新ですが、2020年コロナ禍でもちゃっかりソーシャルディスタンスキャンプを
楽しんでおりました。キャンプ場というか誰もいない場所で野営に近い感じです、、。
さて、2021年もしっかりキャンプを楽しみたいと思います。

早速、昨年の振り返りですが11月に行きました「ふもとっぱらキャンプ場」でのあれやこれやを
ご紹介しますね。今回は社内の研修を兼ねて訪問しましたので色々と勉強になる内容が
盛りだくさんでございます。

富士山が常に目の前、、最高のロケーション

ふもとっぱらキャンプ場

言わずとしれた日本一有名なキャンプ場です。
広大なフリーサイトを持ち、どこに設営しても富士山が拝める壮大なロケーションがウリです。
GOOUT CAMPなどキャンプインフェスも多く開催されており、
雑誌などでもよく登場しますね。
まさにキャンパー憧れ、一度は行ってみたいキャンプ場です。
私も意外や意外、初めての訪問でテンション上がりました!
雨男が災いしてしてか、富士山がだいたい雲に覆われている感じでしたがチラ見せだけでも
やはり富士山の特別感、、素晴らしかったっす。
1にも2にもグッドロケーション!!そして平日でもかなりの数のキャンパーが集結しており
初心者からコアな上級者まで、各サイトを見ているだけでもとても刺激を受けました。
キャンプ、盛り上がってますね!

さて、本題に入りたいと思います。
今回は社内での研修を兼ねて、様々な内容を試しましたが
キャンプ修行 第1弾のテーマは「秋冬のグループキャンプ」でございます。

秋冬のテントまわりキャンプサイトの作り方とは!?
11月下旬のキャンプでしたのでほぼ冬の気温に対応するサイト作りが求められます。
とにかく寒い!ので、暖かく、大人数に対応し ゆとりのあるレイアウトが必須です。
大型のシェルターやテントは数あれど
10名以上がゆとりをもって使用できるテントはまずありません。
では、どうするか。無いものは作る。持ち寄ったテント群を組み合わせて使用します。
今回はテントとテントをつなぐ「連結」について紹介したいと思います。

「連結」とは

文字通り、テントとテントをつなぐ手法です。
大人数キャンプ以外ではなかなかお目にかかりませんが、2LDKの家のように寝室、
リビングルーム、キッチンなどと分けることが出来、とても快適に使用できます。
今回はスノーピークのスピアヘッドを中心に、リビングシェル、アメニティドームM、
アメニティドームL、ビジョンピークスのバタフライシェルターと計5張がドッキングし
巨大ロボ、、じゃなく巨大な住居となりました。

 イラストにするとこんな感じ、

 実際の写真はこちら、、

中心となるスピアヘッドの位置決めが重要です
中心のテントに合わせ周りのテントの位置を調整しながら設営していく
ここまでで約1時間、、お疲れ様でした

 どうですか?!
月面上の宇宙ステーションみたいでなんだかワクワクしますね。
サイトレイアウトもその日の風向きによって向きを変えたり、
周りの他グループに配慮して決めます。
誰しもが非日常を味わいにキャンプに来ますので、視線や導線が交わらない、
声が聞こえにくい距離など意外に気を使うべき部分は多いのです。

 同メーカー同士のテントでも連結を前提にしているものとそうでないものがあり、
連結モデルのスピアヘッド、リビングシェル、アメニティドームは入口同士を
ぴったりと組み合わせることが出来、風や虫の侵入を防ぎ、暖気も逃がしません。
基本的な繋ぎ方は大型テント側へ小型テントを差し込み裾を巻き上げてドローコードを
絞って固定します。
スピアヘッドはオプションなしに様々な幕に連結できるのが大きなメリットです。
異なるメーカー同士だと入口形状が合わなかったりしますので工夫が必要です。
合わない連結部分をピッタリ合わせるためにテンションをかけたり緩めたり
通常と違う方向にガイロープをひいたりします。
 風対策としてはテントをフレームを直接地面に打ち付けていきます。
普段より多くペグを使うため数が足りなくなりがち。
メインフレーム下は長く保持力があるペグ、その他は短く軽いペグと使い分け
数をうまく調整します。
 その他にも日が暮れて暗くなる前に、明かりをとるランタンを吊るす準備をします。
快適な明るさを得るためにはLED含め、思いのほか多くの数のランタンを吊るすため
吊るすループやスタンドが足りなくなります。そこで手持ちのロープの余りを使用して
デイジーチェーンの代用とし吊るす箇所を増やしていきます。
キャンプに慣れてくるとこの工夫してなんとかする部分が楽しくなってきたりします。
不便を工夫で快適にする!のはキャンプの醍醐味でもありますね。

 テントの設営が完了した時点で、寝室✖2、リビング✖1、キッチン✖1に
それぞれマットやコット、ラックなど 快適使用の家具たちを設置します。
暖房器具は、リビングと入口のキッチンに1台ずつ、タクードとレインボーストーブを
設置し2台の石油ストーブにて暖をとる方法を選択しました。
 当日の最低気温は0度近辺でしたが、まずまずの快適さだったんじゃないでしょうか。
厚着した状態で寒くないって感じるぐらいが適温です。
広いスペースだけあって暖かいとまで感じるにはもう1台ほどストーブの追加が
必要でした。これも実際にやってみないと分からない経験です。

オープンシェルター下でも快適空間!?

 連結テント群をクローズシェルターとして暖気を逃がさない閉じた空間としました。
では下写真のバタフライシェルターを半分開け放った空間は寒すぎるでしょうか?

料理の下ごしらえが終わったら、、手前の焚き火台をタープの中に移動し、作りながら暖まる
ちょっと火力が強めですがTCバタフライは耐えてくれました

 答えは「意外に暖かい」です。
風がない日でしたので、富士山を眺めながら調理が楽しめるキッチンとしました。
端には焚火台を置いて火を焚きます。
この焚火の輻射熱が天井のシェルター(タープ)にあたって暖気がシェルター中に滞留し
温度を上げてくれるのです。
綿を混紡したTC素材で出来たシェルターだからこそ出来る暖の取り方です。
ナイロンのタープでは火の粉が飛んで一瞬で穴だらけになってしまいます。


いかがでしたでしょうか?
まだまだ書ききれない内容が盛りだくさんの研修でしたのでブログも続きます。
次回は各人のこだわりの道具や料理の紹介と、
こんなに快適な空間をつくったのに快適大型テントではなく
極寒のソロテントで就寝した変人達をご紹介しますね。

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