「城ラン辞めちゃったんですか?」「天下統一するんじゃなかったんか?」
全国の城RUNファンの皆様、ごめんなさい。ちょっと充電してたんです。
お待たせしました。どーも。福知山店の宮本です。
8ヵ月振りの城ラン。気合い入れて地元福井でW攻城して来ました。
恐竜推しが凄いJR福井駅西口広場。
ここの恐竜たちは、動きます。
そして、突然、鳴きます。
そう、生きてます。
「ヴゥオオォーーー!」
フクイティタンの唸り声を背中で聞きながら、スタートです。
江戸時代に福井藩庁だった福井城の本丸は、現在は福井県庁となっていて、今も昔も行政の中心として機能しています。
二ノ丸、三ノ丸は戦火や震災により今は市街地に埋れていますが、
当時のまま残る本丸の壮大な石垣と、広大な水堀と、それに囲まれた福井県庁。
守りは日本最強の県庁と言って良いでしょう。
では、攻め込みまーす。
本丸の中をぐるっと走って天守跡まで来ました。
息を整えながら看板はしっかり読み込みます。ふむふむ。
天守跡はしっかり整備されていて、想像をかき立てられます。
天守跡近くに、いい感じの資料館あり。しっかり勉強させてもらいました。
そしてインプットしたら、アクティブ再開!
『文武両道』それが『城RUN』
水堀周りを走りながら、ここでVRアプリを起動!
福井城は指定のチェックポイントで県庁にスマホをかざすと、画面上に当時の城郭施設の再現映像が見れるんです。
しかも丁寧に音声ガイダンス付きで。
無料でタイムスリップ出来るとは、便利な時代だな。
江戸時代の城ですから、軍事拠点というよりは、お役所としての役割が強かったようですね。
さぁ、本丸を堪能したら、水堀の外周を走ります!
さて、福井城はこれくらいにして、
次は桜の名所、足羽川へ!
小説『君の膵臓をたべたい』の表紙の風景。
『お花見ラン』といきたかったところですが、、もう、散ってしまってました。
まぁ、いいか。『葉桜ラン』を楽しみましょう♪
そして、まだまだ走り足りない僕は、近くの足羽山へ。
足羽山の登り口は色々ありますが、今回はここ。
足羽山中腹の足羽神社まで続く、愛宕坂の石段を駆け登ります!
頭の中でロッキーのテーマが流れます。
坂の途中で、花弁に埋もれた福井城のジオラマ発見!
現存していない二ノ丸三ノ丸、百間掘も再現されてる!
『こっちから攻められたら、こう守って、、』『鉄砲隊はここに配置して、、』
とか、城主目線で想像してしまう僕です。
シダレ桜も随分と散ってしまってるなぁ。
もっと登ろうか。
さらに駆け登って戦没慰霊の招魂社へ。
ここの桜はきれいに咲いていたので、しばし花見休憩。
それぞれの社では、しっかり参拝しました。
城ランと参拝はセットですから。
足羽山の頂上には動物園もあるんです。
僕は『入園無料』に誘われて、またまた寄り道。
汗だくのおじさんランナーが1人で入場!
ファミリーやカップルやアベックの皆さん、お邪魔しますよ。
おじさんランナーにこの子達だけ優しかったので、パシャっと。
画像の真ん中奥にうっすらと荒島岳が見えますね。今年も登りに行かねばな。
さて、次の攻城に向かいましょう!
足羽山を一気に駆け下りて福井城方面へ引き返し、向かった先は北ノ庄城址。
現在は柴田勝家が祀られた神社になってます。
北ノ庄城と言えば、戦国時代、織田信長の重臣、柴田勝家の居城。
羽柴秀吉と柴田勝家、織田勢力を二分した後継の主導権争い(賤ヶ岳の戦い)で、
主力だった前田利家の謎の敵前逃亡により敗走することになった柴田勝家。
圧倒的不利な状況下で、奥さん(お市)と3人の娘(茶々、初、江)は城外の寺に逃し、
北ノ庄城に籠城して最後まで戦い抵抗。(北ノ庄城の戦い)
しかし、奥さんは娘達を寺に残して北ノ庄城に戻って来て、、
最後は夫婦で辞世の句を詠んで、一緒に自害。。そして城は爆破。。
勝家の真の強さ、夫婦の絆、悲しいエピソードが印象的な城です。
しみじみと城跡を歩き回り、しっかり勉強したら、
ランニング再開、ラストスパート!
時代は白亜紀にさかのぼり、福井駅に戻って来ました。
こんな感じで、走ったり、登ったり、見学したり、で約12km。
桜のタイミングは逃しましたが、
今回もナイスな城ランでした!